発泡ポリエチレン加工技術の紹介

工業技術と職人技術の融合により最高の造形物をお届けいたします!

アデムカの発泡ポリエチレン加工は、加工機を使った工業技術と職人の手作業を融合することで、目的や仕様に合わせた造形物を製造することを実現しています。 ここでは発泡ポリエチレン加工の技術を製造工程とともにご紹介いたします。

アデムカで加工することができる発泡ポリエチレン

・エペラン

エペランは、軽量で弾力性のある発泡体です。耐衝撃性や断熱性に優れており、梱包材や緩衝材、建築用断熱材など様々な用途に利用されています。エペランは環境に配慮した素材であり、リサイクルが可能です。そのため、輸送コストの削減や製品の保護に役立つだけでなく、環境負荷の軽減にも貢献します。

エペラン

・ライトロンボード

ライトロンボードとは、無架橋高発泡ポリエチレンから作られた押出厚板であり、さまざまな用途に利用される優れた特性を持つ材料です。このボードは、適度な硬さとねばりを兼ね備え、クッション性、断熱性、耐薬品性に優れています

・サンテックフォーム

サンテックフォームは、ポリエチレンを主成分とする押出発泡体であり、特に緩衝材としての用途に特化しています。この製品は、軽量でありながらも高い緩衝性能を持ち、衝撃を効果的に吸収することができます。さまざまな硬さの製品が提供されており、用途に応じた選択が可能です。これにより、製品の保護や輸送時の安全性を確保することができます。

サンテックフォーム

発泡ポリエチレン加工技術の紹介

発泡スチロールと同様に、数値制御で様々な熱線加工が可能です。切削加工も可能ですが、粘りがある素材なので、切削加工時には仕上がりが粗く(ケバケバした状態)なります。
精度が出にくい場合もありますが、その際は許容範囲の確認や設計変更など、詳細な打ち合わせを行っていますのでお気軽にお問い合わせください。

ポリエチレン切削ケバだち

2次元熱線加工

ニクロム線に熱を通して溶かしながらカットしています。一筆書きの要領で、ニクロム線が動きます。
加工可能サイズ:幅2,000mm×高さ1,000mm×奥行き2000mm

原反(発泡ポリエチレンのかたまり)について

ブロックのサイズは1,200mm×900mm×40~60mmですが、加工物を組み合わせ(貼り合わせ)ることでこれよりも大きなサイズを製作することも可能です。

加工事例

曲線加工
溝加工